犬のふぐり
今日は小雪が舞う一日。
猫の草を求めて、朝、近くの小さな空き地へ・・・。
寒さに負けて、つぼみのままに、ポロッと落ちているのもある。
ふん、暖かくなって咲いている犬のふぐりも
ちょっと、触っただけで、ポロっと落ちる、か細き野草だった。
花だけを集めて小さな器に盛ったのを、
大事に食べてくれた叔母は、幼子を二人残して逝ってしまっている。
「おいしいよ・・・」の言葉と笑顔の美しいひとだった。
生き難い世界で優しいまま逝ってしまった。
生意気盛りだった私がデスマスクを描くと言って、
母から、こっぴどく叱られたのをつるつると紐解くように思い出す。
イヌノフグリ/ゴマノハグサ科/Veronica didyma var.liacina /
オオイヌノフグリが近年取って代わって、イヌノフグリが絶滅危惧種だと載っているページが
あるけれど、「えっ!?」・・・まぁ、もうすぐ暖かくなるのを待とう。
それにしても、踏み込んだお蔭で、臭いものを踏んでしまって、一日中、不愉快、愉快???!!