犬のふぐり

On 2012年2月17日 by Ako

今日は小雪が舞う一日。

猫の草を求めて、朝、近くの小さな空き地へ・・・。

踏み入れた草は犬のふぐりの小さな群生。

すでに、つぼみをいっぱいつけて、

寒さに負けて、つぼみのままに、ポロッと落ちているのもある。

ふん、暖かくなって咲いている犬のふぐりも

ちょっと、触っただけで、ポロっと落ちる、か細き野草だった。

花だけを集めて小さな器に盛ったのを、

大事に食べてくれた叔母は、幼子を二人残して逝ってしまっている。

「おいしいよ・・・」の言葉と笑顔の美しいひとだった。

生き難い世界で優しいまま逝ってしまった。

生意気盛りだった私がデスマスクを描くと言って、

母から、こっぴどく叱られたのをつるつると紐解くように思い出す。

イヌノフグリ/ゴマノハグサ科/Veronica didyma var.liacina /

オオイヌノフグリが近年取って代わって、イヌノフグリが絶滅危惧種だと載っているページが

あるけれど、「えっ!?」・・・まぁ、もうすぐ暖かくなるのを待とう。

それにしても、踏み込んだお蔭で、臭いものを踏んでしまって、一日中、不愉快、愉快???!!

 

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